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顎関節症

顎関節症の症状や治療法はさまざま

「お口が開けづらい」「開けたときに鳴る音が気になる」ことはありませんか。
その症状は、もしかすると顎関節症かもしれません。
最近では若い世代にも増えている病気で、一度発症すると治るまでに時間がかかる傾向にあります。

痛みや違和感があるとつい自分でマッサージをしてしまうことがありますが、顎関節症はタイプによって治療法が異なるため、注意が必要です。
顎関節症の疑いがある方は、まずはご自身がどのタイプなのかを知ることからはじめましょう。
歯科医院で適切な治療を受けることで、快適な日常を早く取り戻すことが期待できます。

目次

こんなお悩みはありませんか?

  • 顎関節症を治したい
  • 口を開けると音が鳴る
  • 口が開けづらい
  • 口を開けると痛い
  • 口が動かなくなるときがある
  • 顎関節症の原因が知りたい

顎関節症について

顎関節症とは

顎関節症(がくかんせつしょう)とは、噛む動作に関わる筋肉や顎関節に異常をきたしている状態を指します。
「口が開けづらい」「口をあけるときに音がする」「顎がロックされる感じ」などが症状としてよく挙げられ、最近では若い方でも顎関節症になる方が増えているため、注意しましょう。
発症すると簡単に治せるものではないため、発症する前の予防が大切です。

 

●顎関節症になると不便なことが増える

おもに次のようなデメリットが挙げられます。

・食事に時間がかかる
・口を開け続けなければいけない歯科治療がむずかしくなる

・奥歯のお手入れがしにくくなり、虫歯や歯周病の発症につながる

顎関節症のタイプによっても異なりますが、基本的に「お口を開ける」という行為そのものが痛みや違和感によって億劫に感じてしまう傾向にあります。

 

●タイプによって治療法が異なる

顎関節症にはいくつか種類があり、それぞれ治療法が異なります。
間違った治療法では悪化する可能性もあるため、気をつける必要があります。

とくに、自己流のマッサージは悪化する可能性があります。
症状にあてはまる場合、自己判断はせずに、かならず歯科医院での診察を受けましょう。

顎関節症のタイプ

●咀嚼筋が痛むもの

咀嚼筋(そしゃくきん)とは、噛むときに使われる筋肉のことです。
筋肉が疲労や緊張で痛みを生じ、それによってお口が開けづらくなります。

頬の部分やこめかみの部分に痛みを感じる場合は、このタイプの可能性があります。
まずは検査を受けて調べることがおすすめです。

・タイプの中ではもっとも治りやすい

ほかのタイプにくらべると、治療は楽に行えるケースがほとんどとされています。
「原因となる筋肉をゆるめる」「歯ぎしりがある場合は睡眠時のマウスピースを使う」などして症状が改善するかをみます。
筋肉を正しくゆるめるにはプロの施術が必要ですので、正しい触り方がわからない場合は、自分では触れないようにしましょう。

 

●顎関節が痛むもの

顎関節(がくかんせつ)は耳のすぐ前あたりに位置します。
口の開閉動作のときに耳の周辺が痛くなる場合は、このタイプの可能性があります。

顎関節には骨のほかに軟骨靭帯関節包といった組織があります。
それらに負担がかかると痛みが発生し、顎関節症の症状が現れます。
咀嚼筋が痛むタイプと似たようなイメージですが、こちらは刺激のある治療法では悪化する可能性があるため注意が必要です。

・痛みが出たときは安静にする

顎関節が痛む場合は、安静が大切です。
無理にマッサージで治すことはやめましょう。
できるだけ関節に負担のかからないよう、食事をする際はやわらかめのものを選びましょう。

 

●関節円板がずれているもの

関節円板(かんせつえんばん)とは、顎関節内にある軟骨を指し、クッションのような役目をはたしています。
関節円板の位置がずれることで起こる症状は、「口を開けるときに音が鳴る」「ロックされてうまく開けられない」などです。
基本的に、音が鳴る状態が悪化すると、ロックされる症状がでてくる傾向にあります。

・ロックされる症状は放置しない

音が鳴る状態は経過観察になることがほとんどですが、ロックされる状態が続くと、骨と骨がこすれ合い、すり減りがみられるといった、さらに悪化する可能性があります。
口を思うように動かせなくなったときは、できるだけ早めに歯科医院で検査を受けましょう。

 

●関節の形が変形しているもの

ロックされる状態の悪化や、関節円板が加齢によって薄くなることで起こります。
ホルモン量が低下する中高年の方によくみられる傾向にあります。

原因は、軟骨が女性ホルモンの影響を受けるためだといわれています。
骨と骨が当たることで「じゃりじゃりとした不快な音が鳴る」「骨がすり減る」など、骨そのものに影響が及びます。
骨が変形することで余計にお口が開けづらくなり、場合によっては手術が必要とされます。

・手術では全身麻酔をする可能性がある

顎関節症の手術は、基本的に全身麻酔をして行います。
大がかりな手術となるため、局所麻酔(部分的な麻酔)では対処できません。
手術が必要になる前の段階で治療することが大切です。

顎関節症の症状

口を開けると痛みがある

顎関節症のほぼすべてのタイプで現れる症状として、開口時の痛みがあります。
進行度によって痛みの強さは異なりますが、放置はおすすめしません。

起床時に痛みを感じる方は、睡眠時に歯ぎしりをしている可能性が考えられます。
歯ぎしりは歯や顎関節に大きな負担がかかるため、それが原因で顎関節症が発症するケースもあります。
適切な処置を受けて、痛みのない快適な状態を取り戻しましょう。

 

●頬杖やうつ伏せ寝などのくせにも注意

日常のくせにも顎関節症を引き起こす原因があります。
頬杖やうつ伏せ寝は、下顎が無理やりずらされるため、関節に負担がかかります。
意識して改善することで顎関節症の予防や悪化防止につながります。

口を開けると音が鳴る

開口時に「カクッ」や「ジャリ」といった音がすると、顎関節症の可能性が考えられます。
お口を開けるたびに毎回鳴る場合もあれば、ときどき音が鳴るなど、個人差があります。

顎関節症のタイプを知るためにも、一度は歯科医院へ受診しましょう。
音が鳴る状態は、「関節円板がずれているタイプ」「関節の変形がみられるタイプ」のどちらかが考えられます。
音だけでは正確な判断ができないため、場合によってはCTやMRIで確認することもあります。

 

●自己判断はしない

音が鳴る場合は経過観察になることがほとんどとですが、自己判断は禁物です。
定期的なチェックは欠かせず、負担がかからないようマウスピースを使用しながら経過観察をすることもあります。
悪化して後悔しないためにも、かならず歯科医院での検査を受けましょう。

口を開けると引っかかりがある

関節円板がずれているタイプの場合は、開口時に引っかかりを感じます。
顎が外れている状態ではないため、数秒後にカクンッという音とともに戻りますが、油断は禁物です。

頻繁にこの症状が起こると、食事も満足にとれなくなることもあり、精神的なストレスを感じやすくなります。
ストレスは、歯ぎしりが起こる原因でもあるため注意が必要です。
「寝るときにマウスピースを使用する」「ストレスを減らすための運動をする」などの工夫を心がけましょう。

 

●違和感を覚えたら検査をする

引っかかりが繰り返し起こると、骨が変形する場合があります。
できるだけ違和感を覚えた時点で歯科医院を受診し、適切な処置を受けましょう。
早期発見・早期治療が悪化を防ぐ一番のポイントです。

顎関節症への対処方法

歯科医院での治療

歯科医院では、おもに次の方法で顎関節症を治療します。
タイプや症状にあわせて、治療法を併用する場合もあります。

 

●薬物療法

痛み止めを使って痛みの緩和を図ります。

 

●マウスピース療法

歯や筋肉、関節への負担軽減が期待できるマウスピースを作成します。
スプリント療法とも呼ばれます。

 

●理学療法

「ストレッチ」や、「痛みを和らげるため湿布をはる」「電気刺激によるマッサージ」を行います。

 

●パンピングマニピュレーション

顎関節部分に麻酔をし、顎の位置を調節して関節円板のずれをなおします

 

●顎関節腔洗浄法

関節の中を、生理食塩水を使って洗浄します。

 

当院では、薬物療法やマウスピース療法、理学療法をメインに行い、改善がみられなければほかの処置をする流れとなります。
できるだけ患者様の身体への負担が少ない治療法を選択しますので、ご安心ください。

日常生活のくせを改善

普段のくせが原因である場合は、それを改善しなければ、なかなか顎関節症を治すことは期待できません。
頬杖うつ伏せ寝食いしばっているくせは、歯や顎関節に負担がかかります。

ご自身の行動に気をつけながら過ごすことで、治療期間もそのぶん短くなる可能性があります。
睡眠時の歯ぎしりは、自分の意思で制御することはむずかしいため、マウスピースの作成をおすすめします。

 

●ご家族に協力してもらう

くせは無意識にやっていることが多いため、1人で改善することはむずかしい傾向にあります。
ご家族と一緒に住んでいる場合は、ぜひ協力してもらいましょう。
くせをしてしまっているときに指摘してもらうことで、ご自身でもくせを意識しやすくなります。

外傷予防

顎関節症は、スポーツや事故などの外傷が原因で起こることもあります。
事故を完全に防ぐことはむずかしくても、スポーツでは専用のマウスピースをはめることで歯や顎関節の負担を減らすことが見込めます。

マウスピースには、接触した相手を歯で傷つけない役目もあります。
気持ちよくプレイするためにも、早めにつくることがおすすめです。

 

●睡眠時のマウスピースとは異なる

スポーツで使用するマウスピースは、歯ぎしり用のマウスピースとは異なります
使っている素材が違うため、どちらも必要である場合は別々につくるようにしましょう。
スポーツ用のマウスピースを睡眠時にはめると、穴があく可能性があります。

当院での顎関節症に
対するアプローチ

確かな診断

当院では、丁寧な問診をはじめ、触診やレントゲン撮影、CT検査などの精密検査をして、確かな診断を行います。
顎関節症は、原因が特定しにくい病気です。
だからこそ、慎重に検査や治療を進めなくてはいけません。
できるだけ患者様の身体への負担が少ない方法で、最短の治療を心がけています。

 

●基本的な治療の流れ

①問診

症状や日常のくせの有無などをこまかく確認します。
原因の特定がむずかしい病気だからこそ、問診の時間はとても大切です。
顎関節症に対する不安や疑問などあれば、お気軽にご相談ください。

②検査

触診や噛みあわせのチェック、レントゲン撮影を行います。
場合によっては、CT検査といった精密検査をすることもあります。

③治療計画をお伝えします

検査結果をもとに治療計画を立てて、患者様にわかりやすくお伝えします。
同意をいただけましたら、治療を開始します。

④治療開始・経過観察

基本的に、はじめはマウスピースを使って、症状が改善するかをみます。
マウスピースは、型取りをしてから約1週間で仕上がります。
少しお時間をいただきますが、痛みが強い場合は痛み止めを処方しますので、ご安心ください。

⑤定期検診

状態を定期的にチェックします。
改善がみられない場合や、悪化がみられる場合は、別の治療法のご相談をさせていただきます。

セルフケアのアドバイス

マッサージで改善が期待できる場合は、患者様自身で行える簡単なマッサージ法をお伝えします。
当院でお伝えしていないこと以外をしてしまうと、悪化する可能性があるため注意しましょう。

マッサージは、毎日繰り返すことで筋肉や顎関節の負担を軽減することが期待できます。
効果を確認するためにも、定期検診にはかならずお越しください
また、「日常のくせをなおす方法」「日常生活の過ごし方」など、症状の改善が見込めるアドバイスも積極的にさせていただきます。

 

●ストレス解消法をみつける

顎関節症は、ストレスが原因となっているケースも考えられます。
睡眠時の歯ぎしりや、集中しているとき、緊張しているときに起こる食いしばりは、歯や顎関節に負担を与えます。

マウスピースを使うことも大切ですが、ストレスをうまく発散できるよう、ご自身にあった解消法をみつけることもとても重要です。
リラックスする時間を意識的につくることで、顎関節症の症状の緩和につながります。

 

●長期的な治療と理解する

顎関節症は、すぐに治る病気ではありません
少しずつ症状が改善していくため、治療期間は長くなる傾向にあります。
焦りはストレスがたまる原因です。
ストレスをうまく解消しながら、着実に治していきましょう。

よくある質問

子どもでも顎関節症になることはありますか?

近年では、小学校や中学校のお子様にも顎関節症の症状がみられることが多くなりました。
原因として考えられることは、日常のくせややわらかいものを好む食生活などです。
放置すると悪化する可能性があるため、早めに歯科医院で調べるようにしましょう。

顎関節症になると最終的には手術が必要ですか?

かならず手術になるわけではありません。
悪化する前に対処することで、手術を回避できます。
早期発見・早期治療を心がけましょう。

起床時に顎のだるさを感じます。
顎関節症ですか?

歯ぎしりをしている可能性が考えられます。
お口が開けづらい、開けると痛みがあるといった顎関節症の症状がなければ発症している確率は低くなりますが、いずれ発症する可能性はあります。

歯並びが悪いと顎関節症になりますか?

歯並びの種類にもよりますが、噛みあわせが悪いと顎関節に負担がかかり、顎関節症になりやすくなります。
気になる方は、一度ご相談ください。

市販のマウスピースは効果がありますか?

効果はないわけではありませんが、歯型が少しでもずれていると悪化する可能性があるため注意が必要です。
顎関節症をスムーズに治したい方は、歯科医院での作成をおすすめします。

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著者 Writer

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関屋 亘(セキヤ ワタル)
【所有資格】日本接着歯学会 専門医 / 日本口腔インプラント学会 専修医
【生年月日】1979年6月11日

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